ケンサキイカ(アカイカ)のエサ巻きスッテ

アカイカ釣りは神津島で1番人気のある釣りです。ほかの釣りはやらないけど、イカ釣りだけはするという人も少なくありません。

 

仕掛けは電気ウキにケミホタル、エサ巻きスッテと呼ばれるエギに魚の身をくくり付けて、日暮れとともに仕掛けを投入してイカが掛かるのを待ちます。

 

特別なテクニックがなくても釣れることは釣れますが、どうやって釣果を伸ばすかはその人の努力や工夫次第です。

 

仕掛けは潮に流されて少しずつ動きます。隣で釣りを楽しんでいる人の迷惑にならないように、流されたら回収して潮上に投げ直しましょう。

 

ほとんどの人が竿を2本出します。1本は足元、桟橋から5mくらいの場所に落として、もう1本は遠投することが多いです。

 

イカが釣れてるか確認する方法

釣れている時期は桟橋にスミが付いているので日中にチェックできます。また夕方17時くらいから桟橋に車が並びだしたら釣れている証拠です。

声をかけられる人がいれば聞いてもいいですが、ほかの人に釣られるのを嫌って釣れたことを隠す人がほとんどです。中には桟橋にスミがつかないように釣れたイカを直接バケツに入れる人もいるとか。

【注意】イカ釣りをする場所

アカイカが釣れている時期は桟橋が非常に混雑します。夕方になると車が集まってきて隙間がないくらい人が並びます。

 

桟橋が自分の場所だと思っている人が何人かいて、先に行って場所を取っていると大人とは思えないような嫌がらせをされることがあります。

そういうことがあるとせっかく釣りに来たのにイライラすることになるので、慣れていない人は近くに人がいない場所で釣りをすることをおすすめします

 

21時くらいになるとほとんどの人は帰ります。

エサ

スッテに巻き付けるエサは、魚の身なら何でも釣れます。鳥のささみでも釣れるようです。

フグにつつかれることがあるので、身持ちの良いサメの身がよく使われていますが、サメが手に入らない人はウツボの身や釣具屋でキビナゴを買って使っています。

釣れている時間帯にエサがなくなると痛いタイムロスになります。

 

エギのバランスが崩れないように薄くエギの形に切って付けると言いそうです。

エサ巻きスッテ

エギング用のエギに似ていますが、エサを乗せるため、背中が平らになっていて、エサを固定するための針金のようなものが付いています。

ヨーヅリのエビスッテが一番使われています。地元の漁協でも売っているのはこのエギです。

ヨーヅリのエサ巻エギも結構釣れます。ほとんどの人がエビスッテなので、ほかの人と釣果に差をつけられるかもしれないと思って、これとエビスッテの2本で竿を出しています。

エギが二つ付いている仕掛け。釣れる時間帯は短いので一度に2匹釣ろうと欲張って買いましたが、ライントラブルが多くて使いにくいです。上手な人なら使いこなせるのかもしれませんがおすすめしません。

電気ウキなど

電気ウキは単三電池を1本入れるタイプのウキが多く使われています。電池2本のウキもありますが重すぎます。

 

光の色は、白色発光、赤色発光、緑色発光と3種類ありますが、白色はまぶしすぎて使いづらいという意見が多いですし、私もそう思います。神津島では赤か緑がよく使われています。テープを巻くなどして明るさを調整すると、さらに釣りがしやすくなるかもしれません。

ウキのセッティングにこの道具もあった方がいいです。

ケミホタル

ウキとエギの間に付けます。イカは掛かった時、エサを抱いて水平方向に引っ張ることがあります。その場合ウキが沈まないので、電気ウキだけでは当たりがわからないことがあります。そのまま放っておくといずれエギを離してしまうので、せっかくかかったイカを逃してしまいます。

 

ケミホタルが付いていれば、電気ウキと海中のケミホタルの位置が変わるので、水平方向に引いたときも掛かっていることがわかります。サイズはミニかレギュラーで十分です。パキッと折るタイプは使い捨てなのでシーズン中何度も使うなら電ケミがおすすめです。繰り返し使えるので釣行ごとに付け替える手間がかからないし安上がりです。

ヘッドライト

両手が使えるヘッドライトが便利です。

竿(ロッド)

電気ウキが重たいので、折れないように少し硬めのものがいいです。磯竿なら3号以上がいいと思います。

3号と4号を使っていますが、4号の方が使いやすいです。

 

ケンサキイカはタモやギャフを使わずに抜き上げられるので、竿は3メートル以上あった方が抜きあげやすい思います。

リール

魚のように強い引きがあるわけではないのでなんでも大丈夫です。ケンサキイカを巻けないリールはおそらくありません。

関連ページ